skym27の日記

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ローリンガールは浪人ガールでは無いか?という話(1)

皆さんはローリンガールという曲をご存知だろうか?

ワールズエンド・ダンスホールやアンノウン・マザーグース、裏表ラバーズなど数々の名曲を生み出したwowakaさん(現実逃避P)が9曲目に発表したVOCALOID作品である。今回はその「ローリンガール」が「浪人ガール」なんじゃないか?という観点で歌詞を考察していこうと思う。実際、これはネタでよく言われたりしている。まぁ、そんなガチの考察ではないというのは念頭に入れて欲しい…w

ちなみにwowakaさんは東大卒であり、浪人したかは不明だが、大学受験の経験者ではある。よって受験に焦点を当てた曲を書いても不思議ではないのだ。

では、早速歌詞を見ていこうと思う。

 

 

"ロンリーガールはいつまでも 届かない夢見て
騒ぐ頭の中を掻き回して、掻き回して。"

「ロンリーガール」、直訳すると「孤独な少女」。これは浪人生という孤独な環境の事を言っています。

「届かない夢見て」、これは届くはずのない第一志望の大学を夢見ているということです。

「騒ぐ頭の中を掻き回して」、これは浪人することになり、自分でもどうするべきか分からず頭の中が混乱しているということでしょう。浪人するか、妥協して受かった大学に行くか迷っていたのでしょう。

 

"「問題ない。」と呟いて、言葉は失われた?
もう失敗、もう失敗。
間違い探しに終われば、また、回るの"

少女は志望校への道筋が見えないのか、強がりで「問題ない」と一言呟くだけでそれ以外の言葉を発することができません。様々な勉強法に取り組むのですが、なかなか正解が見つけられません。少女はひたすらなぜ自分は受験に失敗してしまったのか。当時の自分の間違いを探し続けます。

 

"もう一回、もう一回。
「私は今日も転がります。」と、
少女は言う 少女は言う
言葉に意味を奏でながら!"

色々な迷いや不安があった少女ですが、自分の意思の再確認のためか、もう一回受験する事を改めて宣言します。何としても志望する大学に入りたい、という意思が彼女を再受験に突き動かします。最初の目標が形骸化してしまうことが多い中、少女の言葉は単なる目標ではなく、強い意志を持った目標が含まれていました。

 

"「もう良いかい?」
「まだですよ、まだまだ先は見えないので。息を止めるの、今。」"

周りからは「浪人はもう良いだろ?」と諭されます。しかし、少女は「まだまだ先が見えないからもう少し息を止める」と主張します。ここで言う「先」とは、少女の人生の先、つまり未来という意味だと思います。妥協してしまった自分には未来が見えないということです。また、「息を止める」というのは人生を進めるのを一旦ストップする、という意味だと思います。少女は「このまま進学しても未来が見えないから、浪人して、しばらく人生を進めるのをストップする」と言っているのです。